在京リビア大使館による筑波大学北アフリカ研究センターへの図書寄贈

2014年08月26日

 

在京リビア大使館は筑波大学北アフリカ研究センター(ARENA)に図書を寄贈しました。

 

リビア大使館のミラッド臨時代理大使兼一等書記官は8月20日に筑波大学北アフリカ研究センターを訪れ礒田教授・北アフリカ研究センター長兼日本学術会議連携会員及び神山助教授を表敬訪問しました。

 

会談の冒頭で礒田教授はミラッド臨時代理大使の訪問に歓迎の意を表し、次の通りセンターに関する説明をしました。

 

「北アフリカ研究センター(ARENA)は2004年に成立され、様々な科学分野を研究しています。最初は北アフリカ地域(モーリタニア、モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア、エジプト)が足場として設立され、南ヨーロッパ及び中東地域に活動を拡大しています。

 

バイオサイエンス部門

 

(2) 環境・エネルギー部門

 

(3) 人文社会科学部門

 

(4) ICT・イノベーション部門

 

礒田教授は北アフリカ研究センターと北アフリカ諸国の間の研究プロジェクトを紹介し、科学・文学・経済・社会・比較宗教・イスラム金融等のデータベースを作り、地域の市場に関心を持つ日本の役に立ちたいと述べました。

 

礒田教授は2007年にリビアを訪問して以来、北アフリカ研究センターとリビアの協力関係が発展したと述べました。

 

リビア大使館のミラッド臨時代理大使は礒田教授に対し、丁寧な説明と面談の貴重な時間を設けてくれたことに対し感謝の意を表し、リビアと同研究センター間の関係を強化するために3回目の筑波大学の訪問を嬉しく思うと述べ、水環境及び再生可能エネルギーを中心とした様々な分野で協力をしていきたいと述べました。

 

ミラッド臨時代理大使は、リビア大使館と北アフリカ研究センターの連携を強化し、リビアと日本の相互利益に基づいた留学生や客員研究員の交流を実施したいと述べました。

 

更に今回の訪問の目的が筑波大学北アフリカ研究センターにリビア人作家が書いた本を寄贈し、日本のあらゆる大学と連携を築く願いを述べたことに対し、礒田教授は今後様々な部門で筑波大学におけるリビア人留学生や研究員の数を増加したいと返答しました。

 

ミラッド臨時代理大使は図書を寄贈し、互いに協力し合い北アフリカ研究センターのお役に立ちたいとのべました。